ただの恋文だった。
4年前。
寝る時間もご飯を食べる時間もお風呂に入る時間も惜しんで夢中で貪った過去の時間。
私が知らないことを全部知りたくて狂ったように漁って漁って漁って追いつきたくて必死だったなと思う。
TwitterもLINEも温度が高くてむしろ高すぎて疲れ果ててたけどでもその時はそれが楽しくて楽しくて幸せで。
4年経って、今、ちょうどいい温度の中でわたしの想いとか好きとか嫌いとかを理解してくれる優しいオタクたちと一緒に、自分のペースで過ごせていること、すごくありがたいなと思う。
毎月定期的に読ませていただける彼らの言葉はもちろん有り難さで手を合わせたくなるほどで、間にひとが入るにせよ時差があるにせよ彼らの「今」とか「想い」とか「精神」みたいなものを「教えてあげてもいい」ものだけ教えてもらえる貴重な場所で。
だけどやっぱり10000字というたくさんの言葉と答えた時間に乗せて届けてくれた彼らの想いはとびきり特別な宝物になったなと思う。
4歳になるこのタイミングでふたたびこの企画をぶち上げてくださった集英社さまありがとう土下座。
本当の本当に。5人まとめて抱きしめたい気持ちでいっぱいになったし、煌めきと儚さの世界で、このひとたちがひとつの場所に集められたことはもうなんていうか言葉にできないほどの奇跡だと思うのだよ。奇跡。
どうしたってこのひとたちと一緒にいたかった紫耀くんの気持ちが痛いほどわかるし、一緒にその船に乗れてよかったねの気持ちと4年経った今も一緒に漕げていてよかったねの気持ちと。
「このひとたちとなら」「このひとたちとじゃなきゃ」と、きっと思ったんだなぁ。
「仕事」としてアイドルという生業を選んだのだと思っていた。ずっと。自分と家族を生かすため守るためにアイドルになったのだと思っていた。
覚悟とか判断とか。あまりにも早い段階で色んなことを自分で決めて自分で選んでそこに立ってる紫耀くんはやっぱりどこか生き急いでるように見えるしそれがとても儚くて壊れそうに見えてしまう。(定期的なモンペ出動)
私もたくさんの肉親や友人を亡くしたのに、なぜか生きてる。悲壮感をだしたいわけじゃないけれど時々どうしてもひっぱられてしまうし悲しさとか寂しさとかでうっかりくらーいところに行ってしまう。
紫耀くんの「明日どうなるかわからない」は本当によくわかる。「死ぬなよ」はきっと紫耀くんの祈りだ。「死なないでほしい」だ。
とてもよくわかる。
もう誰にも死なないでほしい。
だから紫耀くんにも生きていてほしい。
お母さんの手紙を読んで帰りたくなっちゃうのなら帰ったらいいよ。棚の奥になんてしまわずに、いつでも手に取って読めるところにおいてたらいいよ。逢いたい人に逢って抱きしめてもらったらいいよ紫耀くん。眠りたいときはたくさん寝て。ごはんたくさん食べて。好きなひとたちと一緒にいてねと願わずにはいられん。
きっと嫌がると思うけれど。
かっこいい容姿とダンスと歌と。なによりも人間として尊敬できる考え方も優しさも強さも、なにもかも完璧で。完璧に見えてしまうから。
時々ふっと「離れないで」とか「ずっと好きでいて」とか「一緒にいて」とかほんのり不安を口にする姿はとても心臓をぎゅっとさせられてしまう。
周りにいる「ジャニーズナンバーワン」はきっとすごくすごく眩しいだろうなと思う。
ダンス、努力家、俯瞰する力、愛される力。
だけど紫耀くんが誇らしいと思えるそのひとたちもきっと、紫耀くんを「ジャニーズナンバーワン」に例えてくれるし、心の底から「誇らしい」と思ってくれてるよ。
私たちだって、誇らしすぎて誇らしすぎてどうにかなりそうだよ。誇らしすぎて。(誇らしすぎて)(どうにかなりそう)
胸を張って愛を叫んでるよ毎日。
だから。どうか。お願いだから。
心配しないでほしい。
心配しないで。
大丈夫だよ。
手が離れてしまわないように握力鍛えるよ。
ゼイゼイ息切れしながら一緒に階段のぼるよ。
膝も痛いけどロキソニン飲んでのぼるよ。
お願いだから。
心配しないで。
心配せずに思うままに踊っていてほしい。
きっと今もアイドルは「仕事」なのかもしれないし、それならそれで全く問題ない。だけど、なんとなく、知らんけども、始めの「仕事」とはちょっと違った「仕事」になったのではないだろうかと思ったりなんかして。
私が知ってる紫耀くんは当然だけどほんの一部でね。紫耀くんのほんの一部分。
だけどそれでもこの4年で、紫耀くんが本当に楽しい時の笑い方を知ったし、嬉しい時の顔を見たし、悲しそうな顔も困った眉毛もわかるし、いつだって見てるよいつも見守っているよどこまでだって応援させてほしいそうさせてねお願いだよの境地にたどり着いた。
時々、こちらのフィジカルやらメンタルやらの状況がよろしくない時は「独り占めしたい欲」「同担拒否欲」「同担以外拒否欲」「紫耀くん行かないで欲」みたいのが渦巻いてどうしようもなくなる時もある。それは人間だから致し方ない。そうだろ。そうに決まってる。
だけど、根っこのところでは、まっすぐでいたいし明るくポップなオンナでいたいし、できるだけ笑っていたいし、オタ会大好きだし、色んなことを素直に受け止められるひとでいたいし、二の腕プルプルさせながら鬼の形相でうちわあおいで追い風たくさん吹かせたい。
もらってばかりでごめんねこんなことしか言えなくてごめんねなんにもできなくてごめんね紫耀くんが本当に欲しいものあげられなくてごめんねの気持ちで潰されそうになることも少なくないけど。
紫耀くんが少しでも安心できて、穏やかにいられるのなら声高らかにいつだって叫ぶよ。
紫耀くんがどこにいようと、どこに行こうと、わたしはここにいて、「いってらっしゃい」と「おかえり」を繰り返しながらまたここからの時間を重ねて、できることなら末永く、紫耀くんが望むかぎり、一緒にいさせてほしい。
4年前にわたしの人生うっかり変わっちゃって、そりゃぁもう信じられないくらいにキラキラしちゃって。
悲しいことも悔しいことも、たくさん色んなことあったけど、どう考えても、やっぱり、紫耀くんを見つけられたわたしに感謝してるし、出逢うならあの時しかなかったし。
そして。なによりも。
紫耀くんの「決意表明みたいなことしてもいいですか?」がとてもとてもとても嬉しかった。とても。
アイドルをやる。アイドルでいる。
まだ紫耀くんと一緒にいれる。
そのことが、どれだけのひとを救って支えて助けるか紫耀くんにお伝えしたい。どれだけのひとの明日とここからの行く道を照らしてくれるのかをお伝えしたい。
それぞれのなかなかしんどい毎日を過ごしながら、「明日がくるのが楽しみ」などという気持ちをくれる紫耀くんにも「楽しい」とか「嬉しい」とか「がんばってよかったなぁ」とか「アイドルやっててよかったな」とかそんな気持ちを少しでも持ってもらいたいななどと。
たくさんのひとの「希望」であることはきっととてつもなく重たいよね。
きっとわたしは、「アイドルでいて欲しい」と「望む幸せを手に入れて欲しい」の間で永遠にゆらゆらしながら、それでもそのゆらゆらさえもきっと、もうこれでもかと大切にぎゅっと抱えながら一生懸命に暮らしてゆくよ。
最後の「つないだ手を離さないでください」は今までの「離れないで」「一緒にいて」とは少し違って。
紫耀くんからの「離さないよ」に聞こえた。
4歳おめでとう。
いつもありがとう。
みんなみんな体と心に気をつけて。
幸せな気持ちになれる日がたくさんありますように。
こんなわたしと仲良くしてくれるお友達。
ほんとうにありがとう。
感謝しています。とても。ものすごく。
できることなら、おばあちゃんになっても杖をメンカラで飾って、平たい彼氏連れて、幸せなオタ会やりたいです。
わたしは、King&Princeがとても好きです。
心から。
泣けてくるほどに、大好きです。