鬼滅の刃、始めました。

いつものように乗り遅れたんだ。

いつもそうだ。

紫耀くんの花晴れだって、あまりにもぼんやり観ていたせいで沼落ちに気づくのがだいぶ遅れた。いつだってそう。

 

今回も完全に出遅れた。

なんか絵が怖そうだな…首とかシュパッと飛んでるっぽいしな…でもでも…これだけ人気が出るんだからきっとすごくいいんだろうな…でもでも…これといってここだ!今だ!さぁ!読むんだ!みたいなきっかけもなく…

 

重ねてご存知の通りものすごくめんどくさいタチなのでどうしても譲れないものがあったのだ。

 

「コミックから入りたい」

 

この子の声はどんな声かな…

このセリフどんなふうに喋るのかな…

バックに流れる音楽はどんなかな…

 

ってやるのが大好物なのだ。めんどくさいな。

 

そこからアニメに行って答え合わせしながらなるほど!やっぱり!そうきたか!とやるのが大好物なのだ。めんどくさい。

 

(ちなみにキャプテン翼もワンピースも大好物)

 

(ちなみにバイブルはガラスの仮面とマリンブルーの風に抱かれてとホットロード天使なんかじゃない)

 

周りもじわじわと鬼滅してるし…あたしもここいらで鬼滅するか…映画も大変に大盛況だし…観に行ってみたいな…でも内容知らないで行ってわかるかな…いや…やっぱり映画の前まではコミックで読んでからがいいな…プライムもHuluも観れるけど…でもでも…やっぱりコミック先に読みたいな…よし…ここは大人買いを…大人だし…せっかく大人だし…

 

というわけで近所で1番大きい本屋さんへ。カウンターの後ろに軽く二畳分くらいのこれでもかとでかい看板が作られており、1巻から22巻まで全ての欄にバツがついている。ないですないですよもうひとつもないですよ一冊もないです見てわかりませんか見てわかりますよね声かけないでね聞かないでね鬼滅ないですかって聞かないでね絶対に聞かないでねという鬼も逃げ出すほどの圧力…

 

よし!困った時のメルカリだ!

 

 

論外。

 

なるほど。

 

スタート地点にも立てないのか…

 

絶望感を纏って出社して、上記について同僚たちにコツコツと語り、あたしは鬼滅できなかった…くそ…無念だ…と申しましたところ、心優しき同僚の息子さんが全巻お貸ししますよとお申し出くださったのだ。やった!やったぞ!これでひとまずコミックで映画の前まで読んでアニメ全話観て映画行ってまたその続きをコミックで読むぞ!

 

そして粛々と淡々と、今、そのすべてのミッションを終えた私が言うことはもうほんとそりゃただひとつ。

 

 

とてもとてもよかった。(語彙力)

 

 

おいおい泣いた。吐くほど泣いた。

なんてこった。よもやよもやだ。

コミックもアニメも映画もそれぞれとっても良かった。泣いた。おんおん泣いた。

 

とにかく悲しかった。悲壮感がすごい。

 

たった15歳の男の子がこんなに悲しい運命を背負って、大切な妹の命を背負って、必死に歯を食いしばって立ってる姿見たらおばちゃんもぅ…正直最初はたしかになかなかエグい描写に慣れなくて辛いページもあったけど、ほんとに、そこを乗り越えた先にあるものは美しくて震えるほどだった…。いまだかつて、主人公の男の子がこんなにもホロホロ涙を流して悲しみを表現したマンガあったかな。主人公なのに。ヒーローなのに。決して完全無欠ではないただの男の子がホロホロ泣くんだ。本当なら、本当なら今頃ってこんなはずじゃなかったのにって現実を受け止められずにだけどそれでもやるしかないからやるっていう現実の厳しさに、ぬくぬく暮らしてるおばちゃんはもぅ…一緒に泣いてあげることしかできなかったよぅ…

 

万が一にも私のこの到底よくわからない感想文を目にしてでは私も鬼滅してみるかなどと思ってくれる人がいるかもしれないから詳しく書くのやめる。本当はベラベラ全部しゃべってしまいたいけどやめる。特にどうしてもコミックから入りたいとかいうめんどくさいこだわりがなければ、アニメ観てから是非とも映画館だ!映画館で僕と握手だ!(テンション)

 

人間の悲しさと儚さ、鬼になってしまった後悔と懺悔、自分がどちらの立場になってもおかしくないと思える素晴らしいドラマとバックボーンとで心を鷲掴みにされてしまった。

 

ページをめくるたびに「きーーーぶーーーつーーーじーーーーこんにゃろめーーーー」という気持ちになった。夜道を歩いていて木の影が揺れると鬼がでてくるんじゃないかと怖かった。(鬼は基本的に若い娘さんしか食べないので大丈夫ですでも例外もあるので油断できません)鬼旨ラーメングランプリは完全に鬼滅の刃グランプリに空目した。

 

そんなわけで完全に鬼滅の刃をエンジョイしてしまっているわけだけれども、ジャンプ連載の最終回はまだ観ていません。結末を知りません。最終巻もおそらくはすんなり買えないのでしばらく先にならないと結末にたどり着けないとは思うけど、今はただひたすらに竈門家のおふたりと、お館さまご一家、柱のみなさん、隊士のみなさん、その他のたくさんの登場人物がもれなく報われますように幸せに暮らせますようにと願わずにはいられない。

 

そして私はめんどくさいこだわりを持ちつつも、割と実写化には寛容でして。あーこの役にこの女優はいいね!とてもいい!えーこれはないなぁ全然イメージとちがーう!などと色々言いながらすっごく楽しめちゃうタイプなので、もしも万が一実写化されたりなんかしたらそれはそれは楽しみにウキウキ観てしまうと思う。重ねて、いろんな俳優さんの名前が予想されて記事になったりしてるけど、私の頭の中ではもちろんKing&Prince総出演で実写化されています。

 

光GENJIのふしぎなBABYとか男闘呼組のロックよ静かに流れよとかSMAPのシュートとか嵐のピカンチとか、歴史に名を残す最高の名作たちを知っていますので、アイドルがグループメンバー総出演の作品を残すことに未だほんのり憧れをもっており、今の時代にはちょっぴりダサくても、なんかなんだかんだ青春っぽいものを観たかったりもして。

 

だいぶ脱線したけども。笑

 

紫耀くんが今私にはまだ見えないお仕事一生懸命にしている間に申し訳ないけれどわたくしお暇をいただいて鬼滅の刃に全集中しておりましたが、今夜FNSへのご出演が発表になり、庭ラジにて初解禁されましたので、すこぶるテンションも上がって、血圧もあがって、いよいよKing&PrinceのI promiseモードへ突入いたす。心を燃やすぞ。心を燃やせ。

 

(鬼滅の刃かぶれがひどすぎる)